こんちは人都です。
秋も深まり冬用の布団がもう一枚ほしくなる季節になりましたね。
今日はちょうど今の一年前ぐらいに衝動でしたある事について綴っていこうと思います。
私は一介のサブカルクソツイであることはこのブログを読まれる方ならある程度察されると思うのですが、基本的にはインターネット以外で感情のままに行動はしないタイプですしそんなに派手な行動をすることもない人間です。
堅実に課題はこなしますし、真剣にアルバイトもするし。
その分、たまに変なことをしたくなることがあります。
それが、メントスコーラです。
見たことはあっても、自分でやったことあります?
人は疲れるとネコやエロを求めるといいますが、その時私は爆破を求めていました。
ついでに推しのVtuberはメントスにコーラを入れて空を飛んでいました。
そしてただでさえクソの職場と、推しの人外マイナーゲームのサービス終了で心が死滅していました。
あと一応絵描きとして頑張ろうと思った矢先に、王水のネタツイがバズってままならぬ世を嘆きました。
いまは使えるものは全部使っていいと思ってますけどね。
そうです、嫌なことは全部ごみ箱に捨てちゃえとどれみちゃんも歌っています、だったら爆破してもいい。
この先にめんどくさい就業のしがらみとか、大人っぽい風貌になりきってしまったらいつコーラを爆破できるでしょうか。
ですから、大学生のうちに私はコーラにメントスを入れることとしました。
そしてさすがに1人で実行すると虚しいので約1名共犯者を用意します。
すかたん大佐とかいう私が認めた双方の推しや知識物は何となくわかる癖にあんまり双方を知らない変人です。
得意なことは油そばとレトロゲームと地下芸人、あとインターネット老人会所属で名前も知らん生まれる前のテクノのCDを押し付けてくるホラーの趣味が合うだけの、超無軌道的人材です。
推しに理解のある友達は宝、「魔女見習いをさがして」もそう言っています。
大学の一限をこなして、買い込んでいたありとあらゆる味の6種のメントスを持ってギターを持ったお兄ちゃんがうろうろする街の集合場所に向かいます。
コーラは大佐が自前で100均のクーラーボックスに入れて持ってきてくれました。
もちろん、ただコーラにメントスを入れるだけならそこらのYoutuberはやりつくしているでしょう。
シャリコーラをはじめとしたゲテ。
エナジーを押し出したもの、チェリーコーラ、いちごコーラに黄金のインカコーラ。
インターネットに観測できないきっと誰もやったことのないものを集めて、検証実験を行いました。
これらを発案して自分で集めてきた大佐の情熱と、マジで重かったやろという若干の同情がすごかったです。
液体の出費もあっち持ちです、発案とはいえ積極的にそれをするのはもう狂気だ、別にネットに流す予定もないのに。
やらないとはいえ、「王水 メントス」で検索もするな!
もちろん、一通りの実験の中でトレーに流れてしまったコーラだったものや関連した犠牲の液体は地には捨てずに取り置いてちゃんとした自前の手段で捨てました。
見てこのクソドブ色、ごめんね。
①チェリーコーラ
まずは寄せ集めた中では一番まともなコーラであるチェリーコーラでまずメントスコーラのアベレージを確認します。
動画を貼ろうとしましたが、上手くいかなかったのでスクショだけ。
一粒入れると間を持たせずに泡が噴射、というよりも事故った炭酸にありがちな溢れをおよそ20秒程度見せました。
ふーん、これがメントスコーラですか、地味ですね。
②シャリコーラ
こいつはコーラなのか?
味に感想が持てない、くら寿司の問題作ですね。
どっちかって言うと甘酒炭酸。
これ買うためにくら寿司に行って寿司も食べてくるのは、どうなんだ。
一粒入れてみたものの反応が芳しく無いため、二、三粒投入します。
すると、噴射するわけではなくじわりじわりと水面が上昇し始めます。
その挙動が本当にねっとりとしているため、若干の動揺が走りました。
そしていよいよ溢れるかといったところで、外気に触れるとそのシャリ水泡はぷつりぷつりと液体の感触を持たずに自滅し、後続も延々とそれを繰り返して静かにその内液を垂れ流しやがて再び泡を生み出してはゆっくりと破裂させるのです。
比喩をするなら、スライムの誕生風景やマッドサイエンティストのビーカーといったところでしょうか。
不思議なことにこの反応は米の粘りのせいなのかゆっくりと粘り強く、跡切れを見せたのは
一分を越してようやくでした。
面白半分に追加でメントスを入れれば再度持ったりとした反応が継続できます。
大佐は悪魔城ドラキュラで見たと言っていましたが、未履修なので分かりません。
ふざけた末路に残されたのは便底に大量のメントスを湛えた得体のしれない液体ですが、スタッフによってえづきながらもおいしくいただきました。
みんなはやめようね。
③インカコーラ
ゴールデンコーラ。
視覚的王水。
大佐がおすすめしてきた、ペルーではコカ・コーラ以上に人気があるらしい炭酸飲料です。
その色はパッケージに違わぬ、キンキラキン。
ちょっと癖のある味ですが、まずくはないです。
まあ一年前の味覚記憶なんて朧気ですが。
三粒ほど入れると若干水面が上昇し、気体は上がってきたものの一向に反応を見せる気配がありません。
やけくそになり、そこから四粒ほどメントスを入れると爆発とは程遠いものの缶の中では得体のしれない何らかの派手な反応が起こりビビります。
ですが、一向に理想通りに溢れない。
なんならシャリコーラの方がメントスコーラとしての挙動として倍ぐらいの合格点を出しています。
まさかインカコーラよりもシャリコーラの方が、コーラなのか。
シャリよりコーラではないのか。
コーラはなにをしてコーラなのか。
理性的に考えれば何かを見出せるのかもしれませんが、この時の私たちは予測不能な挙動に半分ぐらい引きながら「なにこいつ…」という目で見ることしかできませんでした。
シュレディンガーの缶の中では確かに何らかの反応は起こっているようなのです。
そして底には砂糖菓子が溜まり、後始末に若干げんなりとします。
求めているのは爆発のはずなのに、今のところしている事は本質的に線香花火です。
この時点でだいぶスタッフの胃はコーラです。
④クソデカいちごコーラ
いちごなのにポップじゃない、存在がふとましい。
味も覚えてない。
そもそもの話私はいつもペプシしか飲みません。
絶対ペプシの方がおいしいよねぇ。
量という意味では一番派手な演出が期待できるのではないかとワクワクしながら三粒ほど入れると、画像のようにでろでろと泡が垂れ流されました。
意外にも射程はなく、ゼロ距離で源泉のように泡が溢れます。
絶妙に「ギリ顧客の求めていたもの」という空気が周囲に充満します。
これは妄想の範疇で想定されていたもの。
大佐「今日はもうこれでいいか!」
私「これでいいよ!!!」
音声だけ動画に残っていましたが、言い方は完全に漫才を〆るときの「もうええわ」のそれでした。
遠くに鳥のちゅんちゅんと鳴く音が聴こえます。
残されたのはクソデカコーラの八割の残量でした。
自転車が横切ります。
地面には枯れ葉が、紙コップには何もしなくても見知らぬ虫が入っていました。
あまりにも奇をてらいすぎました、奇をてらいすぎて深夜番組の没になった企画のような雑味のクセとその余韻だけがペットボトルに残りました。
エナジーコーラはどうしたんだっけ、覚えていません。
その頃にはもう正気は帰ってきていました。
麺食って帰りました。
これはこれで楽しくはありましたが、なぜYoutuberやインターネットはシャリコーラにメントスを入れないのかはよくわかりました。
あらびき団でキュートンを始めて見たときの気分です。
癖しかなく、どうやってボケようとしても人はツッコミにしか回れない時があります。
インカコーラに無くシャリコーラにあったものはいったい何だったのか。
それは知る由もありません。
それでも武蔵野の油そばはおいしくて、とてもよかったです。
小学生の作文フォーマットは偉大です、すべてを良かったで内包することが出来ます。
それがおおよそ一年前の思い出でした。
結局日常に危険なく爆発を生み出すことは簡単ではないことは分かってしまいましたが、それでもなんとなくたのしかったなあとは思います。
でも今度は危険のない自爆装置を作れたら、楽しいとは思いませんか?
当然バーチャルじゃない話でね!
私は楽しいことの為なら労力と勉強は惜しまない性格です。
そして自爆にも興味があります、当然自分を傷つけない範囲で!
もしその壊すためのスイッチを押す日が来たら、またブログに起こしてみたいと思います。
完全に大人になりきる前にこのコロ助な状況でどうすればできるかな?
変なことは考えるだけでも、辛いことをうやむやにしてくれます。
それじゃあね!
0 件のコメント:
コメントを投稿