2021年3月11日木曜日

2021/3/12

 

今日見た映画がすごく良かった。
Amazonプライムでもうすぐ公開が終わる「デス・ウィッシュ」というサスペンスの洋画です。

私がだいたいギリギリまでブログ書きを渋って1000字ちょっとで終わる時、それはギリギリまで何らかの作品を見終わるまでタブレット前で粘っていることがほとんどです。
そのせいで、見ている作品が全く腑に落ちないと時間がもったいなく感じます、それでも最後までどんでん返しには期待するので絶対にエンドロールを流し終えるまでは画面から離れないようにしているのですけれど。
これはメチャクチャ面白かった。

主演はブルース・ウィリスで役どころは何でもそつなくこなすけれども、嫌みな感じの全くない完璧な夫、父親、そして外科医。
ささやかに満たされている家族に亀裂を走らせたのは予兆もなく表れた、犯罪都市シカゴの強盗集団。
全てを奪われ孤独となり、不眠の果てに握ったのは犯罪者から流れた中古のハンドガンだった…。

淡々とした復讐劇が幕を開け、彼はビデオ講座で初級の知識を抑えながら持ち前の観察眼を生かしつつ一つずつ、一人ずつ大切な者を奪った集団を小分けに打ち抜いていきます。
ストーリーはとてもシンプルなんだけれども、それに説得力を持たせる細部の描写がリアルすぎずに効果的にこちらを納得させてきて、「ああこれはこういう設定か」で終わらせない。
例えば技術の稚拙な犯行が検挙されない理由として、最初の最初から被害者に祈りを乞わせるレベルの警察の無能さが描写され、そのせいで娘と妻の欠損もまともに取り合われずこちらにしっかりと無力感を持たせたうえで、寡黙な主人公の銃声がすべてを解決していく様子に爽快感を覚える。
主人公の外科医という特性により、悪人を撃ち抜いた上で素知らぬ顔をしながら救急搬送されてきたそれをしっかりと看取り、その上でスマートフォンの指紋認証を突破させて次なる闇社会の容疑者を探り当てていく。
なんなら拷問のシーンすらあります、医大で学んできたことを生かしていると吹かしながら、適切に薬物を投与して苦しませて情報を吐かせる。
復讐に駆られているというものの正気も愛情も失っておらずとにかく理性的に行動しているだけで、また通常職務への異常は一切きたさずに裏表なく本当にその一人として救命も救済も行っていくんです、容赦はなく死への動揺もマヒしていそうなものの決して揺らがずに、悪人を殺めるというダークヒーローの才能に酔うこともなくただただ有能に行動する。
最高にかっこいい…。

正直まだまだ洋画への知識どころか映画全般への知識が薄いのですが、今までで一番好きな主人公かもしれません。
前に紹介した小説にも「娘を壊された父が犯人を殺めるため追う」というサスペンスがありましたが、私はそういった「普通の人が突然多くを失い無敵の人と化して手段を選ばなくなる」みたいなストーリーが好きみたいです。
強いていうなら、あちらの小説は逃走中かつ追跡中にほとんど無関係な女性を巻き込んでしまいかつ警察もそれなりに有能でしたから爽快感よりも社会的な苦々しさが上でした。
今回の主人公は常に有能かつ、銃の不慣れさや昏睡した娘への目線等の不器用さも併せ持つ、無骨で殺しに慣れないままフードを被り標的を見据える、100点過ぎでしょ。

今日は朝から対面試験に行っていたので、夕方ごろに家に帰ってきてからアニメの「天地創造デザイン部」の四話を見ながらグノーシアを3敗1勝。
眠気覚ましにはグノーシアとブラックコーヒー、あればラムネ。
本当なら都内ついでに何か展示でも見ようかと思ったのですが、残念ながら給料日前なので交通費もかなり「血」です。
朝はパンで、昼はイベントの後にスパチキとバストラてりたまで夜はチキンステーキ。
お酒は9%以外飲んだ気にならないので、選択肢が狭いです。
あと今日は魔法少女育成計画の新刊発売日でしたが、財布が死滅しているので数日後にお預けです。
それと最高のバーチャルクリエイター集団が最高にワクワクな予告を出して踊りました、これだから生きてるって最高だよね!



そんじゃおやすみなさい。

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