2021年2月27日土曜日

2021/2/27



こんばんは、人都です。

さすがに五時に起きるなんて芸当は、うっかりすると社会的に死ぬ予定でもなければそうそうできませんが、それでもまあまあ散歩は楽しい。
今日は朝昼で企業説明会を見て、ミラクルニキの髪パーツの合成素材を集めてから、ふと思い立って母校の周辺まで電車で近づいてから街を歩き回りました。
だいたい4年前に毎日のように使っていたローカル線の各駅停車に乗っていきます。

さてどんな風に変わっているかな?と期待をしていたのですが、そんな好奇心は外れて何もなかった母校周辺はほとんど変わっていませんでした。
今どき珍しくほんとにコンビニも個人っぽいお店も立たずに、まあまあの道幅に沿って家がただ続いてるだけ。

人は大抵過去についてはオトナ帝国かのように、ディフォルメして美しいと感じるそうですが、私にとってあの中高一貫の六年間はとても汚く未熟で差別されてしかるべき青春でした。
あんまり言いたかないけど、一生分の希死念慮を抱いて小テストの合格ラインに怯えて誰でも受けてそうなレベルの人間関係の不振も抱えていた。
なによりあの頃は分厚いゴツイ眼鏡で、皮膚も今以上に悪くてメチャクチャで、しかも毎日が異常なレベルで眠たかった。
成績がいいのは現代文だけで、本当にそれだけならランカーだったけれども、それ以外では赤点も取ったし青点も取って毎日学校に通っているのに進級が危うくなったこともあります。
そんな気持ちの悪い皮膚脂にまみれたブレザーに数学や記憶能力、アーティスティックな才の一つでもあればまだかっこよかっただろうに、たぶん神様がいたとして私に与えられたのは「思いの丈の文章を書き続ける」だけという読まれなきゃ何の意味もない、とっても冴えない機能だけだった。
大学生になって知り合いが誰も行っていないような都内のキャンパスで、服と身なりを自分杓子でそれっぽくして女子大生に紛れたことで私のとんでもなく汚らしい思い出は他人のエピソードトークと伴った劣等感さえなければそんなに気にする必要が無くなりました。

そんなキャンパスでの人間関係は恐らくコロ禍で完全に霧散しています。
たまに最近思うのですが、私たちの就活の世代ってあと五年ぐらい経ったらリモートとリアルのギャップで「コロナ世代」なんて呼ばれる風になっちゃうんでしょうか。
ゆとり世代だって別に自分たちがゆとっててそう呼ばれてたわけじゃないでしょ?

母校の周辺を歩いていると、マフラーにミニスカートでマスクを付けながらもわいわいとして同級生とじゃれあう知らない後輩とすれ違いました。
容姿はそんなに見えてなんていないし、すれ違っただけですから何か特徴を覚えているなんてことは無いのですけれど、今日すれ違ったあの女の子たちは本当に今が一番楽しいという空気を振りまいて笑っていました、すっごくサイキョーな女子高生だ。
私は実は今が一番楽しいです、繁忙と繁忙の間にある台風の目なのかもしれませんがそれでもあの頃のようにハチャメチャな気持ちでベランダから空を見るようなことは無くなった。
大人になることがすごく悲しいことで、それがどうしようもない絶望で、若いという平等な免罪符を失うことを過度に恐れていた痛くて語尾付きで話すメカクシ団でララライチだった頃の私は今の私を見てなんて言うんでしょうね。
今、昔の私みたいな学生さんを見つけたらTwitterを先制でブロックします。

朝ごはんはいろんな味のトースト、昼ご飯はペヤング、夜ご飯はカツカレーを食べました。
おやつにはサーティーワンのバレンタイン限定味を2つ。
新商品のウェルチが気になって飲んでみたけれど、普通においしくてそれだけでした。
他にはそういえば期限だ!と慌ててアルバイトのシフトを入れたりした。
見たアニメは「無職転生」の一話、映画は「CUBE」を選びました。
CUBE、面白かったけど必要な人って手札使うだけ使って最後にすごい勢いで切り捨てたのはいや必要なくない?とは思いましたね。
不条理ホラーだからあんな感じでもよかったかもだけど。
私が映画を見るときの基準はまず「もうすぐそのサブスクで見られなくなるかどうか」です。
そんな基準で物を選んでみておきながら感想をああだこうというのはやんわりと卑怯でしょうか。

昔々の本当に目も当てられないほどの痛々しさとバカの量のインプットとアウトプットのおかげで私が成立していることは確かなのですが、その頃の私は時折に夢や思い付きに出てきて目の前でやってほしくない最悪をシュミレートしていくまるで憑りついた亡霊です。
その瞬間だけは今でも、そして何よりも私を「死にたく」させます。
今日の夢には出てこないでほしいです、そもそも私は夢を動かせたことなんてないけど。
おやすみなさい。

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