2020年10月11日日曜日

11、きぐるみ防衛隊

こんちは人都です。
バイトとか眼科とかいろいろしてたら今日も長編サスペンスを読み切れなさそうなので好きな漫画の話をします。
きぐるみ防衛隊(1) (KCx) 星野 リリィ https://www.amazon.co.jp/dp/4063644065/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_VQWGFbTARYWK3

私はどちらかといえば少女漫画より少年漫画、少年漫画より美少女アニメみたいな趣向の持ち主であるため、本棚から魔女っ子系を除外するとピュアなラブコミックはほとんどありません。

その中の貴重な非魔女っ子少女漫画の中の一つがこの「きぐるみ防衛隊」です。

いや……少女漫画としてこれを好きって言うとヤバい趣向が漏れるので普通に女友達に話したりしませんけど……。


主人公のリボンのかわいくてちびっこい笹倉はっかちゃんは生徒会のセンパイに胸をときめかせるどこにでもいる普通の十四歳です。

そんな恋に恋するキュートガールであるはっかの元に突然牛のゆるキャラのようなきぐるみのような様相の生物が現れます。

それもご自宅に、前触れなく、バライティのADのようなフリップでコミュニケーションを取ろうとする怪しすぎる巨体の不明生命体。

何故そんな正体不明のきぐるみが突然はっかの日常に現れることとなったのか。

それは学園のカリスマである生徒会長が指揮を執る「この世界を守る戦士」集団として、尽力するための相棒関係を築くためだったのです。

「ほかの世界の悪い人」たちの侵略を防ぐため、生徒会長曰く「ハートがピュアな」はっかと同級生であるのばら、後輩の五月はこのきぐるみのような謎の生命体と急造のバディとして息を合わせて立ち向かわなくてはなりません。

そしてそのきぐるみの本領を120%引き出すためには、相棒としてある行動をする必要があるのでした……。


ええそうですよ!これも一種の戦う女の子コンテンツですよ!

でも女の子は変身しないし、主従バディものだし、なんかいろいろ新しすぎたんですよ、カルチャーショックで。

これ本当になかよし連載作品ですか?となってしまうぐらいのバトルラブエロチックミステリーの全てを鍋に入れて星野リリィ先生作画で出力してくるバケモノ作品ですからね。

作中の専門用語だけでも結構な量があるんですよこれ。

あとマジであんまり言及したくないレベルでかっこいいと思う致命傷の性癖であるオールバックとクッソ塩対応とスーツで肉弾戦を行うの全てを踏んできて、なんかもう死んでしまう、オタクいまだに読むたびに死んでる、何?かっこよすぎる、下手な性的枠より内臓に刺さるからマジでTwitterでもあまり言わない、一冊で一日に摂取していいギャップの摂取量ぶっ壊れる……。

あと絶対生徒会長好きなフォロワーいるんだよな、メチャクチャ顔がいいことが自覚出来てる割とお茶目なようで得体のしれない怖さを抱えた上司存在。


あとキスシーンが全ページきれいすぎて泣いちゃいそうになる。

実は人外が制限付きで人化するという普段口にするとマジで叩かれそうな性癖も抱えているのですが、それはだいたいこの作品のせいです。

イケメンに屈するのほんと慣れてなさ過ぎて、普通にどぎまぎしてしまうんだよバカ。


あと星野リリィ先生はもうほんと最高なので、廻るピングドラムを青春に負っているのでもうね絵を見ると溜息が出ますよ、扉絵天才。

可愛いしか言いたくなくなるが……。


しかしながらこの「きぐるみ防衛隊」、現在においても三巻が最新刊となっている作品です。

なぜって五年前、連載中に星野リリィ先生が産休に入られて作品の続きが未定になってしまわれたんです。

五年、続きを待ってる……成人しても待ってますよ……マジで……。

ぜったい伏線と謎がありえないぐらい張り巡らされてるのだけが分かるんだよ。

一緒にこの作品を三巻まで読んで、続編が来るまでやきもきしてくれませんか?

お願いなのでピンドラに合わせてこの作品も知ってください。

よろしく……人都でした。


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