2020年10月9日金曜日

09、魔法少女育成計画

 こんちは人都です。

今日も予定通りに͡͡コトが進まなかったので、好きな魔法少女語るブログになります。

魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫) 遠藤 浅蜊 https://www.amazon.co.jp/dp/479668039X/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_r8gGFbSPT2XF5

ちなみにアニメももちろん視聴済みです、ドラマCDは未履修だけど短編は全部読んでます。

作者の遠藤浅蜊先生はマジで最高です、続刊も全部収集済みですし八年経った今でも現行の最高マジカルサスペンスシリーズです。


この物語の中心として波乱を巻き起こす原因となったのはある地域で局地的なブームを巻き起こしていた携帯ソーシャルゲーム「魔法少女育成計画」でした。

そのゲームにはある裏の目的が運営により巡らされています、それは「魔法少女の素質」のある女性を見出すといった調査の用途です。

実際にこのゲームによって幸運にもさまざまな少女や女性が、魔法少女として変身機能と制限付きの異能を手にすることとなり、めいめいはこの力の使い道を少しずつ見出し始めます。

ですがあるとき、運営は唐突に一つの通告を行いました。

魔法少女を増やしすぎてしまった、これより一週間ずつ社会への貢献度ポイントが下位の者からその資格を失わせるものとする──と。


まあ簡単に言ってしまえばこの作品は異能力バトルロイヤル的な要素の含まれたライトノベル作品です。

ただこの作品の一つの特徴として挙げられるのが「魔法少女は素質を持つ生物学的雌であれば何歳でも成ることが出来る」という設定ですね。

これがどういうことかというと、どんな年配であれ年端も行かない少女であれOLであれ変身さえしてしまえば本来の姿を大きく離れた美少女に代わることが出来るといったちょっとしたアバター的二面性が物語の中で重要なポイントを押さえている、といった点です。

またこの一冊では若干わかりにくいとは思いますが、この作者は異能力を意外な方向に活用する展開を文字の中でとても鮮やかに描くことが特徴で、私の中では記憶を消して読みたくなるタイプのシリーズです。

あと女女感情。

女女感情があまりにもうますぎる、作者の性別は不明ですが女性の心理描写が生々しくて分厚すぎるいい意味で人の心が無い書き方もする。

クッソド重いです、無印はそうでもないかもしれなくてもこの描写の容赦なさは続編のたびに加速しています。

それでいて十六人というちょっと多すぎるぐらいの美少女たちを時に凄惨にテンポ良く脱落させながらも、バッキバキにキャラを立てて書き分けているのも大好きです。

作者がそもそも魔法少女という概念に対して愛が強すぎるのが分かります、よくある設定に乗っかるのではなく流れを踏襲しながらも自己流の世界をきっちりと混ぜ込んでいる。

ちなみに今では魔法少女が悲惨な運命と人間関係の対立に巻き込まれる作品はわりかし多くありますが、まどかは2011年発表作品、まほいくは2012年出版かつ大賞公募エントリー作品ですのでちょうど始祖のあたりと言ってしまってもよいかもしれません。

ちなみに脱落してしまったキャラも、後々にヒットしてから出た短編集できっちり補完してきますこれがしんどい、推しはあの日生きてた……。

推しはねむりんとトップスピード、あとスノーホワイトです。

ちなみにアニメ版は若干短編集を踏襲して再構成されているので、このあたりの日常パートが厚く濃くなっていますね。

またあまり日の予定が良くなかった日にはまほいく続刊の話で乗り切っていこうと思います。


まほいくを読め。

人都でした。



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