2020年9月27日日曜日

このタイトルを読むだけで三秒人生使うよね

 



こんちは人都です。
先日は千葉市美術館に宮島達男さんの特別展を見に行きました。

前に東京都美術館に行ったときのブログでも書いてましたが、私は宮島達男さんの作品がとても好きなんですよね。
LEDライトをはじめとした電子工作と無機質な数字で、人間の生死や仏教的思想を表現される芸術活動で著名な方です。
その……なんだろう……有機的な息遣いのような何かを電子数字から与えてくる……とにかく気づきに圧倒されるんですよ、私は芸術を勉強してるわけではないのであんまり賢いこと言えないんですけど。
確か記憶が正しければ、初めて作品を見たのはお台場の科学未来館です。
剥き出しのロボット『オルタ』に出会ったのもそこですね。
暗闇、明滅する赤いLEDに目を凝らすと、あなたはそれが数字の移り変わりであることが分かる。
ランダムに、同時に、不意に消え、そこから距離を取れば些事は光にあやふやになって、ぼんやりと綺麗の一部になる。
その光は作者の表現する生と死のメタファー。
まさに視覚から各々が光から考えを巡らせる、こちら側との体験の混じったアートなのですが例によって写真とかはありません。
撮影可能な場所はかなり多い展示であると思いますし、とても大きく視覚的にも美麗な写真を撮ることが出来るとは思いますが、わたしそういうのあんま得意じゃない……。
もし私のフォロワーでこんな辺境まで文を読みに来てくれる人がいるのなら、是非君の目で確かめてくれ!
それしか書けないあたりなんというか、マジでライター的なことは向いてないんだなって思いますよマジ。
感情の赴くままにキーボード叩いてるけどなんて勧めたらいいかわからない、でも絶対行った方がいいよ。
2020年の最新作のやわらかさもぼーっと眺めながらの明滅がとても良くて。
訪れた日が雨降りの平日で館内にほとんど人がいなかったのは私的にはとてもラッキーでした。
宮島さんの作品は館内の椅子に座って眺めることで時を忘れつつ同時に確実に時を消費している感覚に陥るのが好きです。
ですから時間の有り余っているときに行ってください、他人事を眺めながら一秒一秒を贅沢に浪費できます。

帰りに絶対チェーンじゃない喫茶店で700円のミルクセーキを飲みました。
今月は出費が激しく若干ためらいましたが、ええいままよと入店し注文しました。
店内は少しのたばことコーヒーの残り香と、オーナーと恐らくその顔なじみであろうマダムの雑談で満ちていました。
所詮サブカルかぶれなのでしょうが、やっぱりこういう喫茶店はいいですよね。
宮島達男展、おすすめです。
人都トトでした。

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